11月17日晴れ 今日はレンコンの日、らしい。れんこん、鍋で食べるとほくほくして美味しい。

今日は祖母の33回忌だ。先日、墓掃除をして綺麗にしたのだが、朝のウオーキングで昨日、一昨日とお墓に行くと、枯れ葉が落ちていた。お墓のすぐ上に巨木の枝がぬぬぬーーーーと伸びており、拾っても拾っても落ちてくる。まあ、しゃあない。今朝もウーキングがてら、お墓に行って少し大きな枯れ葉を駆除した。
1時間ほど歩いて帰宅。前日から泊まった弟と朝食を食べる。久々の弟の帰宅に、父も母も嬉しいだろう。

黒のスーツに着替え、9時15分に5人で家を出る。到着して方丈さんに挨拶をして、私と弟で墓掃除へ行く。朝、大きな枯れ葉を拾っておいたのだが、また数時間のうちに落ちていた。弟が小さな葉くずなども含めて丁寧に掃き掃除をしてくれた。私は水を新しいものに替え、墓石に水をかけた。

父が空を見上げているので何かと思ったら、「鳶が空をお寺の上をぐるーーとまわって飛んで行ったんだ。33年前も同じように空を寺の上を鳶が飛んで行ったんだよ。誰かがもとさんが来たんだよ、と言っていたのを思い出した。」とのこと。感慨深いものだ。

そして、お経、お焼香が始まり、方丈さんの身の上話も聞いた。親はありがたいものだと皆、しみじみとなったと思う。そして、お墓へ移動し、お線香をあげる。終了し、方丈さんは次の仕事へ。実は一緒に食事をするはずだったが、急に仕事が入ったらしい。残念だ。

そこから、くるまで江戸一へ移動。美味しい昼ご飯を食べた。
私が司会をして、冒頭、施主である父の挨拶。献杯を祖母の生まれ地の大福さんが行う。少し歓談食事してから、祖母にとって次男である功さん、三男の厚さんの思い出話を聞く。祖母の妹の娘のフミ子さん、私、弟、母と話して、ひとしきりたったのでお終いにした。

功さんは子どもの頃のことは話さなかった。厚さんは自分のことでなく「母は一番上の兄貴が一番好きだったんだ。兄貴が中学を立川まで行く姿を見て、たかしちゃん、かわいそう」と歌っていたんだ、と話した。子ども心に自分が一番でないことをさみしく思う気持ち、母の悲しそうな気持が強烈に残っているんだなと思った。二人とももっと話すのかと思ったけど、それ以上多くを語らなかった。

33回忌をやるなんて、幸せだと思う。3年後、祖父の33回忌がある。それは間違いなくやる。最近の風潮は家族葬だ。いずれ我が家にもその流れが来るかもしれない。それはその時の施主の判断だからそれでよい。とにかく、今日の火をよくやったと思う。父と母に敬意を表したい。