あきる野市内を走る公共交通は、「るのバス」というコミュニティバス、JR武蔵五日市線という電車、西東京バスなどがある。

新市長は、選挙の公約で「るのバスを増発増便する」と言った。これは、共産党の従来からの公約がるのバスを3台にする、というものだからだ。しかし、このるのバスだが、費用対効果がよくない。約1900万円の運行経費がかかっているが、運賃収入が約300万円、市の負担は約1500-1600万円であり、年々増加している。私も乗ってみたが、ほぼ同じ型が病院や買い物などに行くため載っているらしい。時間があるお年寄りが100円でどこでも行けるから、行きたくないところに連れていかれても最終的には目的地にのんびり行けるから使うのだろう。忙しい人はあまり使えない。私が乗車した時は、ほとんどの人が、医療センター、市役所、秋川駅で乗り降りした。バスには11人分の座席があるが、満席になることはなかった。一人きりになるときもあった。

市では、現在、五日市深沢地区でのタクシーチケットを補助する形での乗車実験をした。また、草花折立地区でのミニバスを使っての乗車実験を予定している。本来であれば、8月から実施予定だ。このような結果を踏まえて今後の地域公共交通をどうすべきかを考えていかなくてはいけない。今日は、ある方々と意見交換した。皆さま総じて、現在のるのバスは効果的でないと考えている。それならば、タクシーチケットをより低額で利用できるよう充実してもらい、ドアドアで目的地へ行きやすいようにすべきとの考えだった。免許を返納したお年寄りの事を考えるとその方がベストであり、新たなバスルートなどは効果的が疑問だというものだった。現在のるのバスの存在意義も考えるべきという御意見だった。今日のご意見はとても参考になった。これらを踏まえ、検討してい早く結果を出していきたい。