3月5日金曜 雨

今日は、午前中は妻、午後は後援会長と、お世話になった人への挨拶などで1日が終わる。

それにしても、最近は訃報が続く。悲しいものだ。

さて、3月4日は午前中に環境建設委員会、午後はJR五日市線特別委員会。とりわけ、一回線特別委員会では、モノレールの勉強会をやろうとおいうことになり、私が研修講師として指名されていた。パワーポイントで資料を説明したのだが、3年前の秋川流域議員意見発表会で使ったものを時点修正したので、準備に時間はあまりかからなかった。最新情報の確認を行ったくらい。

JR五日市線特別委員会では、住民の脚として欠かせない何時回線の利便性向上のために改善を図るべく審議検討している。しかし、正直言って、あまり活発なものとはいえない。思うに、電車を増発せよとか言っても、それは自分たちに帰ってくる問題なのだ。JRは、「乗客が多ければ増やしますよ。少ないのに増やせません。」と言う。これはもっともだ。民間組織なのだから。わざわざ赤字になることはやらない。乗客が増えるようにすることは、きわめて自治体の仕事なのだ。働く場や定住する人口を増やそうとして市は様々な取組を行っている。そのひとつが、引田駅北口土地区画整理事業であり、秋川高校跡地の活用だ。しかし、そのような街の活性化をよしとしない方がたも多い。目の前の負担額にばかり目が行き、将来的なまちづくりのビジョンなどない。でも、それが受けてしまうのが怖いところだ。まちが窮乏のままでいることが結局は自分たちのメリットになるのであろうか。市民の皆様、よくよく見極めていただきたい。甘い、もっともらしい言葉ほど怪しいということを。賢明な方々なら分かるはずだ。

さて、モノレールの講師として約40分くらい話した。つまるところ、あきる野へ延伸するためには、政治力(議会、市長が国や都へ熱心に働きかけること)、市民力(市民が熱望し、行動すること)、連携力(他の自治体と一緒に活動すること)、市の力(あきる野市が行政としてまちづくりを行う事)が必要だと申し上げた。とりわけ、先の都議会で、「あきる野への延伸についての見解」は、「国の計画に位置付けられること」「市がまちづくりを努力すること」が必要であるということだ。これは、国の計画に位置付けられるには、政治力とそれを支える市民力、力を強める連携力が必要だ。そして、市の努力とは、まさに市がまちづくりをしっかり行い、沿線を活力あるものにしていくようにすることだ。都は費用対効果の面でこの点を重視している。

左記の市議会で私が一般質問で市長に「どうすればモノレールがあきる野に来ると思うか?」と質問した。市長の答弁は、「市民の会を支援する」ということだった。私はこれではっきりわかった。市長はまるでやる気がない。ビジョンもない。市民の会を支援するだけでモノレールが来るなんて考えるとすれば、まったく考えていない証拠だ。また、発想も貧弱だ。

モノレールが来るためには、都が莫大なお金をかけても価値があると思わせないといけないのだ。そのためには、市がしっかりまちづくりを行う必要がある。また、路線沿線の活性化も考えるべきだ。そのためには、都と市で共同で「秋留台地の活性化プランをつくる」くらいの意気込みがほしい。また、羽村や八王子と一緒にまちづくり構想をつくることも必須だ。それぐらいやらないとこちらに目を向けてくれるコトなんて出来ないのだ。

研修の質疑を一部紹介する。
・A市議:モノレール軌道下の道路幅に決まりはあるのか?八王子までいかないとだめなのか?(八王子がやる気がないのなら瑞穂、羽村、あきる野までで通すよう努力してもよいのでは?
などをはじめ、B議員、C議員からも積極的な気持ちが現れた質問などをうけたまわった。D合川市議も最初はそうだった。D市議は、某市議の意見を受けてなぜかトーンダウン。この方は・・。

しかし、予想通り某議員は消極的だった。「自然が大事」とか「秋留台計画に反対があったのではないか」、「モノレールに効果があるかわからない」とか。
この場は喧々諤々やるのは適切ではないので、私も穏やかに努めた。しかし、自然か開発かというレッテルを張っていくのは適切ではないと思う。圏央道の時でもそうだ。
また、効果があるかわからないということだが、効果とは何かと言う点で考えが違うのだろう。私は現実例を紹介し、私の私見で効果があると言った。効果があるとは思いたくないのか分からない。

羽村は全会一致で前進しようと考えている。あきる野は難しいかもしれない。まちづくりに異を唱えているばかりでなく、果実ばかりを欲しがるのではなく、具体的な現実可能性も踏まえた責任ある政策を提案してほしいものだ。