6月23日

先日の総務委員会で採択された、モノレールをあきる野へ延伸を求める陳情が市議会本会議で賛成多数で可決された。賛成は、立憲の合川、清水、中村、公明の増崎、原田、大久保、自民の吉澤、浦野、臼井、中村、日原、窪島、こごもり、堀江、天野、村野の16人。
反対は、くさしぎの辻、共産党の田端、松本、関口の4人。
自民公明だけでなく、立憲の3人も賛成してくれたのは大きい。

「モノレールを呼ぼうあきる野の会準備会」は、政治色を出さないようにしたいと思っている。ただ、この活動について、わざわざ政治色をつけようとしている方には、困ったものだと思っている。自分たちが攻撃しやすいようにレッテルを貼り、自分たちの存在意義を高めようとすることに使われているようだ。正直、政治色を出したくないようにしているんです、と申し上げたのになあ、残念だなあ、これも作戦なんだろうなあ、と思っている。

万を超える署名を集めたことについての難癖もすごい上手だ。ほかには、「市内の交通の足の確保が重要だから、モノレールはいらない」という論法。私たちは、市内の足の確保は最重要課題と思っている。だから、デマンド交通を調査・調整し、提案して導入にこぎつけた。なぜ、市内の交通と両輪で、市外へ出て行くための交通手段の充実をやってはいけないのだろうか。なぜ一つだけしかやらないのだろうか。複数のタイムスケジュールの全く異なる政策を平行して検討することは放棄するようだ。目の前のことしかやりたくないのかな。広い視野をもって将来の市民のために種をまくことはしないのか。政治家は役人と同じではまずい。政治家こそが将来のことを見据えて夢を語れる。どこかの役人が言っていたことを話すだけでは政治家とはいえないだろう。

あることを思いだした。ヒステリックにモノレールに文句を言ってくる人がいる。「なぜですか?」と聞いたら、「五日市線をやれ」と言う。「もちろん五日市線も重要です。なぜ、モノレールをやってはいけないのですか?」と聞くと、「五日市線のほうが重要だ」と言って怒鳴る。「怒鳴らないでください。五日市線の本数が増えるためには、利用者が増えないといけない。区画整理や秋川高校跡地などの施策をやり、五日市線の利便性向上につなげたい」と言うと、「区画整理は・・・・」と怒鳴る。「五日市線とあわせて将来的なこととしてモノレールのこともやっています」と言うと、「違うんだよ、いらねんだよ」と足早に怒鳴る。

さて、同会の会長に対して非難の意見を述べていた。異なる意見を大事しろと普段発言するなら、異なる意見であろうその会長と言葉を交わして相手の意見を聞いて公の場で非難すべきだろう。本人に調査取材もしないで推測で批判をするというのはいかがなものかと思ってしまった。

にぎやかなまちが嫌いで、町の発展にブレーキをかけつづける、それが多大な損失を出していることは、」おそらく何十年かして町の総括をしたときに分かるのかもしれない。