戦後最長の在職期間を務めた安倍首相が残念ながら退陣した。心から労いたいと思う。

思えば、コロナ対応の後半、最近、「あれ、顔色が悪いな」と思ったものだ。そして、退陣の報を聞いて、「やはり体調が思わしくなかったのだ。病は風貌に現れるものだ」と思ったものだ。来年の衆議院議員の任期満了を前に解散はいつか、安倍首相がまだまだやれる前提の議論だったと思う。それが今度は新首相で戦うことになる。

首相の功績についてとかくいう方々がいるが、私は安倍さんでよかったと思っている。経済の底上げ、国際社会での日本のリーダーシップなど枚挙にいとまがない。国際社会のトップリーダーたちの中で、いつも小さくちょこんといた日本の首相だったが、安倍首相は中心になって立ち居ふるまっていた。これほど頼もしく誇りに思ったことはない。やはり、リーダーはある程度長くいるべきだ。

直前の首相が民主党政権からの3人であった。鳩山「最低でも基地を沖縄県外」と無責任なことを言った。管さんは大震災でオタオタ。一番まともな野田さんは民主党の退潮の流れの中に飲み込まれた。この人が自民党だったらな、と思うことはあった。

それにしても、「「安倍政治を許さない」というキーホルダーをカバンに掲げる左翼の方々。なぜ許さないのだろう。何が嫌なのだろうか。安部さんが強いから?よく左翼の方が説明責任を果たしていない、というか、果たしたけど理解してもらえていないというのが正しいだろう。それも理解しようとはしていないように思える。とかく権力という相手方が嫌いな方、自分の身内でも権力はいませんか?そこにおかしいと言ったことはないのですか?と思う。そうすると、ああいえばじょうゆうになって、論点をすり替える。お得意のパターン。

マスコミもひどかった。記者会見での質問内容には絶句した。これを輸しているのが日本の良さだろうが、いつまであたっても、自らの国に誇りをもたそうとしていない傾向には辟易する。

とにもかくにも本当にありがとうございました。お疲れさまでした。