12月10日 晴

 昨日の午前中、環境建設委員会があった。主な案件は、道路等の占用料の一部改正条例など2件の審議。2件とも全会一致で可決した。内容は、道路の一部を使う場合、使用(占用)料としてお金を払う必要がある。市は東京都の基準に準じているのだが、東京都が改定をしたため、市もならって改定するということ。本来、道路にモノを置いたり勝手に使用することはできない。道路は車や自転車歩行者が安全に通行するためにつくられ、運用すべきものであるから。勝手に主背を道路に出して通行の邪魔になるなどしてはいけないのだ。ただ、要件を定めてお金を払って許可することがある。そのお金の金額を増額改定するということ。

 そして、条例審議の後に、市営住宅に関する計画についての報告があった。これは報告事項であり審議してどうにかするということではない。様々な質問が出て、この案件で時間がかなりかかった。市営住宅は市民の生活のために一定のセーフティネットとしての役割があり、大切なものである。これを今後どのように運用していくのか、大切なことです。しかし、公営住宅を増やす場合には、それなりのエビデンスがないといけません。現状では、人口減少時代の今、収入超過者も入っている現状をしっかり見据えて考えていかないといけないと思っています。

 私たち自民党は、お金があるだけ使うとか、そういう発想はありません。バランス感覚を持って対処していきたいと思っています。

午後は、JR五日市線特別委員会に出席しました。ここでは、五日市線の増発をしてほしいとかそういう議論をしがちですが、いくら叫んでもじゃあ増やすよなんてことはありません。ですから、まちづくりと連動して行かないといけないのです。現実的に、この委員会でできることは、おそらく、普段の利用状況をより改善していくための利用者側に立った提言などをすることでしょう。昨日は、観光協会、旧ミラカホールディングスなどの改善要望がある団体などの話を聞くこと、モノレールの延伸に向けて多摩モノ会社に実情を聞くことなどが話し合われました。しかし、コロナ禍で調査を受け入れていただくことなどは難しいため、結局は、モノレールについて勉強しようということになりました。そこで、私が講師となり、3月頃に勉強会を開くことでまとまりました。私からは、以前意見発表会で使用した資料をベースに最新情報を加えるなどでよいか?と聞き、それでよいということになりました。市議会議員の中でも積極的な人、消極的な人に分かれます。とりわけ、効果がすぐに出ることではない、現実可能性が見えないため、消極的に考える方がたもいます。特別委員の中では、「モノレールについては自分はそれがよいのか分からない」と言う方もいました。それはそうだろうとは思います。人口減少時代に、公共交通を充実することに逡巡する方もいるでしょう。空を飛ぶ自動車が開発され、モノレールが通っても使うのか?使わないかもしれないから要らないのでは?と考える人もいるでしょう。皆が同じ考えでいなくてはいけないということではないので、それはそれで無べなるかなとも思います。ただ、そこに違いがあるのは、「役人が難しいと言うから」「遠い将来のことだから関係ない」という判断なのか、「困難を乗り越えて夢を実現させよう」「将来の子どもたちのためにがんばろう」という判断なのか、ということだと思います。私は後者の判断です。