よく知り合いから、「毎日、何してるの?」「議会ってどれくらいやるの?」と「暇なんでしょ?」という意識の光線を突き刺しながら言ってくる人がいる。まあ、無理もない。他人の仕事のことなんて理解できるものではない。会社内だって、隣の部署のことだって「大変そうだね」「暇そうだね」と言いながら、感覚でしかなく、本当に分かっている場合は少ないのではないか。特に市議会議員なんてなおさらだろう。定例会のある年4回(2月6月9月12月)の時期以外は、暇なんでしょ、と思う気持ちも分かる。見えないからだ。

だから、私はなるべくFBとブログはやろうと思う。とはいえ、まとめてになってしまう愚かな自分がいるのも事実。市議会議員になってみて感じたことは、すべてが自分の裁量だということ。もし、楽をしようと思えばできると思う。ただ、それは自分に強烈に跳ね返ってくる。地元の方々から多様な相談、依頼が来る。これまで、「家庭内の事」「道路の補修」「通学路や遊歩道の草刈りの依頼」「小学校の安全対策」「ごみの不法投棄について」「カーブミラーの設置依頼」「〇〇に××の物置を設置できないか」「校庭の土壌がよくない」「都道の交差点改良」などなど色々な案件をお聞きし、対応に動いてきた。市だけでできること、都にもお願いしないといけないことなどあるが、私の場合は都に関連することも多い。私は一生懸命やるだけだが、正直、毎日、忙しい。ただ、都庁時代は通勤時間が長かった。トータル的に見れば、自宅近くで物事を処理出来ることがほとんどだし、朝は子供たちの顔を見ることができる。夕食も一緒に食べることや一緒にふろに入ることも増えた。人間らしい、というのが適切な表現ではないかもしれないが、そんな気分だ。

収入は3割以上減った。3人の子供がまだ小学生と幼稚園だ。泊りで旅行など行けない。でも、去年行けなかった海へ日帰りで行ってきた。たくさん行事があるので、出費は多い。やはり、地方議会議員というのは、副業を持っている人がやる制度設計だ。市では都庁で当たり前にあった情報が少ない。市役所へ行って新聞をすべて目を通そうとすれば、議会事務局で東京新聞をみせてもらい、その後、別フロアーの市長室へ行って、他の新聞を見るしかない。ネットで見ればばよいのだろうが、自分は活字で見たいのでまだまだだ。世の事情もあるので、政務活動費は月2万円のままでよいが、できれば、議会事務局に議員が読める新聞や本を充実させてほしい。会派に一つでよいので、ネットにつながるパソコンとプリンターを1台置いてほしい。そうすれば、かなり充実した情報収集が、自費を少なくしてできる。とにかく情報取集をあまりしない前提の制度設計なのだ。報酬や政務活動費を増やすことは住民感情からできないだろうから、せめて議会事務局に行けば情報収集しやすい環境が欲しいものだ。

さて、8月14日は、朝から会議室で役所の方々と9月議会の打合せ。その後、会派で一般質問の重複を避けるために打ち合わせ。私は議員として初めての一般質問のため、最初に市長と基本姿勢の点ですり合わせたいと考えている。そこで、これからの政治活動をその基本姿勢に基づいてしっかり展開していきたいという気持ちだ。
したがって、まず、「主権者」について聞こうと思う。「市長の考える民主政治とは?」などなどその流れで防災、主権者教育へといく。次に「大規模プロジェクトの実績と評価、今後の展開」、最後に「行政改革」だ。時間は、やりとりを含めて1時間のため、「臼井さん、時間足りないのでは?」と言われた。少し削る必要があるかもしれない。

お昼ご飯を「夢庵」で会派の先輩、同期と4人で行く。そして、私は16:00からの防災課、建設課との打ち合わせをして、帰宅した。